地上デジタル放送は完全な商業主義
地上デジタル放送(地デジ)が、2011年に現在のアナログ放送から移行される。
昨今のデジタル技術の発展に連動したかたちの今回の地デジ放送への移行だ
が、いささか性急すぎて、電機業界、テレビ業界などの意向が反映されすぎて
いるような気がする。
テレビは、あくまで公共的な電波で、金儲け主義はあまり表に出してもらいたく
ない。
確かに、今回の地上デジタル放送移行で、無数の専用チューナーが売れ、各業界
の設備投資などから、その経済効果が期待されている。
でも、テレビを観るのは当然視聴者。テレビを手軽に観てきたこれまでの常識が
地デジ移行で完全に覆されてしまう。視聴者は専用チューナーを買うか、テレビ
を買い換えるなどして多少の出費を強いられる。
政府は、生活保護世帯などには無料でチューナーを提供するといっているが、
弱者は生活保護世帯だけではない。これからは普通にテレビを観られない人々
が出てくるかもしれない。
今回の強引な地デジ移行は、豊かな生活をする人たちに新たなサービスを提供
する反面、貧しい人には新たな金銭的出費を強いる状況を生むことにもなり、
ある意味ここでも格差社会を助長する動きともとれる。
●地上デジタル放送とは・・・
地上デジタルテレビジョン放送は、地上のデジタル方式の無線局により行われる
テレビジョン放送のこと。
地上波デジタルテレビ放送の日本における名称で、地デジや地デジ放送と略され
る事もある。
1953年に放送が開始されたアナログ方式のテレビジョン放送(VHF1〜12ch・UHF
13〜62ch)を、「電波の有効利用」を主目的にUHFチャンネル(13〜52ch 53〜62ch
は2012年まで暫定使用)のみを使用したデジタル方式に置き換えるものである。
2003年12月1日11時より東京、名古屋および大阪の3大都市圏から放送が開始され、
2006年12月1日には全ての県庁所在地を含む一部の地域で放送が開始された。
放送体制の未整備などにより、受信が不可能な地域も多く存在していることから、2011年
までに全ての地域で受信可能にすることを目標に各地の送信所・中継局の整備が進められ、
また一部地域では衛星による送信やIP放送といった代替手段を利用することも検討されている。
国の政策により、現在放送されている地上アナログテレビジョン放送は2011年7月24日まで
に全国で終了(停波)する。つまり、アナログ放送のみに対応している従来型テレビ受像機では、
新たにチューナーを導入しなければ一切のテレビ放送が(アナログBSも同年までに放送終了な
ので)視聴できなくなる。
但し、終了時期が2011年7月24日より前倒しされる、もしくは延期される可能性もある。
(参考:Wikipedia)