新風舎、自費出版アート商法で自滅
新風舎が、経営破たんした。
自費出版業界の大手として発行部数で国内トップまで昇りつめた新風舎だが、強引
な勧誘方法などが問題になり、経営に行き詰まったと思われる。
アート商法で著者側を強引に勧誘し、多額の契約金をだまし取って老人や若者を
食い物にしていた。
自尊心の強い著者側はおだてられると簡単にひっかかる可能性が高く、新風舎は
こうした弱みにつけ込んだという意味で悪質な営業手法だ。
これは一種の振込み詐欺のようなものだ。判断能力のない高齢者は、言われるままに
お金を払い、何の疑問も持たず契約が成立する。自分の著作物に自信を持ったと思った
人はさらにお金を投資していく。まさに「どつぼ」とはこういうことだ。
インチキ商法をする会社は社会から退場していくのは自然の道理だ。
新風舎は、またもや歴史を繰り返してしまった。
●新風舎
自費出版、共同出版を行う出版社である。
東京都国分寺市にて1994年創業。2000年に東京都南青山に移転。
常時一般から出版原稿の持込みを受け付ける数少ない出版社として設立。
「共同出版」という耳慣れない用語とあいまって注目された。
当初は公募情報誌などに広告を出し、これを見た著者からの応募を受け付ける
のが営業の主なものであった。
著者とのトラブルが多く、複数の悪徳商法関連の書籍やインターネットサイト等で
も「悪徳商法の疑いがある」と言及されている。
2008年1月7日、東京地方裁判所に民事再生を申請した。信用調査会社である
帝国データバンクによれば、負債額は約20億円、関連会社である新風ホールディン
グスを含めると約25億円とのこと。印刷会社による支援が決まっている模様。
現在出版契約を交わしている約1100人の書籍制作など現在の事業を継続しながら
再建を進める予定。(参考:Wikipedia)
