中国四川大地震、リポーターの品格
中国・四川大地震が連日テレビなどで報道されている。
日本でも異例のトップニュース扱いが連日続いており、地震の悲惨さが日増しに
高まっている。
外国のメディアも中国は受け入れ、チベット暴動のときとは対応が違っている。
そして、中国国内のテレビはいつものパターンのプロパガンダ報道となっている。
98年の水害、今年の雪害など大規模災害のときには、中国の中央テレビが
入れ込み過ぎるくらい政府の対応、解放軍の動向について賛美する。
果たしてニュース報道とは、事実を客観的に伝えるのが正しいのか、中国の
ような独裁国家では言い方は悪いが災害を契機に政府の指導力を宣伝する
道具となるのか考えさせられる。
そうした中、ある中国の女性記者がリポートをでっち上げしたとして騒動と
なっている。中国では、自分の知る限り、テレビ関係者そしてテレビ記者などは
日本に比べてはるかに社会的地位が高く、ある意味芸能スター並である。
そうしたテレビ記者は、プライドも高く災害など注目を浴びる取材などで名を
上げようと被災者のことなどあまり頭になく、逆に張り切って取材をしてしまう
のである。(すべてがそういう人間ばかりではないが、ここで問題となっている
女性記者は多少そのような傾向があるように思う。推測でしかないが・・・)
今回の四川大地震はとにかく未曾有の被害である。問題の女性記者がどういう
思いで取材したかはわからないが、「救援活動は終わりに近づいている」と話し
たり、醜い釈明をすることはテレビ記者の品格が問われている。
被災者が困っている近くでテレビ記者が元気よくリポートするのではなく、
少し深刻な表情をしながらリポートし、被災者を思いやる気持ちがあれば失言も
せず、批判も受けることはないと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000156-jij-int
